超人気ロングセラー「竜馬がゆく」を読んで感じた2つのこと
日本の歴史を語る上では欠かせない存在となっている坂本竜馬。学校の歴史の授業でも必ず名前があがる人物ですし、教科書にも載っていますよね!
おそらく、小学生でも何をしたのかはしらないけど、名前くらいは知っているくらいには有名な人物です。
私も名前くらいで何をしたのかは知りませんでした...。笑
大人なのに...。
個人的にそこまで歴史に興味があったわけではないのですが、面白いとの評判が絶えないので読んでみたところ、想像以上に胸が熱くなったのでご紹介しておきたいと思います。
今何をしてよいのか分からない、目標が見つからない、日常生活の中で味気なさを感じているという人にぜひ読んでほしい作品だと感じました!
坂本竜馬のイメージのベースを築いた
今世の中に浸透している坂本竜馬のイメージは、この小説「竜馬がゆく」が築いたといっても過言ではないらしいです。
他の坂本竜馬の作品も、この竜馬がゆくで描かれている坂本竜馬をベースにかかれていることがほとんど。実は細かく調べていくと、内容とは違う部分もあると言われていますが、それでもイメージが崩れないことを考えると、「竜馬がゆく」が与えている影響がとても強いということがわかりますよね。
司馬遼太郎氏は、自身も坂本竜馬について書く気は全く無かったようなのですが、依頼があったために膨大な資料を読み漁り、この作品を執筆したのだとか。
この「竜馬がゆく」は大河ドラマでもしたしまれるなど、竜馬ブームの火付け役となったことは言うまでもありません。
全ては自分次第!圧倒的な行動力と意志力に感動
坂本竜馬の名言といえば「日本を今一度せんたくいたし申し候」ですよね。
この一言で「うおぉぉぉ!」と胸の中がざわついた人も多いのかもしれません。笑
そんな坂本竜馬の最大の魅力は、やはり圧倒的な行動力と意志力ではないでしょうか。自分がやらずして誰が成し遂げる、といったような圧倒的な意志力に胸が熱くなった人はかなり多いと思います。
実際に私も作品を通してそういった部分に魅力を感じましたし、今の自分にかけている部分を見たと思っています。
便利なものが溢れていて、ネットを通じで世界の人たちと繋がれる今、自分に対して劣等感を抱いている人も多いですよね。
自分には坂本竜馬のような凄いことは成し遂げられるわけもなく、そんな力は1ミリも持ち合わせていないと...。保守的な考えや受動的な考えが目立つということです。
私自身もこれまでそんな考え方で、失敗とか変化の無い日常とか、全ての原因を周りに求めていたんです。でも、この作品を読んで、全ては自分次第なんだなということを強く感じました。
成功する人は共通して周りに理由や原因を求めることはありません。自分の中に核となる部分があり、決してブレることがないのです。
だから、諦めたりする前に、イヤでもしんどくても、現実から目をそらさずに、今自分に必要なことや、これからどうしたいのかを頭がちぎれるくらいに考えて考えて、考え抜く必要がるんだなと。そしてそれを実現していくための行動力と意志力が必要なんだということを感じました。
時代を超えて本質をついた作品「竜馬がゆく」
ここまで「竜馬がゆく」が時代をこえても人気が衰えないのは、やはり坂本竜馬の生き様が人間の本質をついているからではないでしょうか。
何か常に足りないと感じる部分を持っている人物が坂本竜馬。
きっと誰しも心の中で将来こういう生活ができたら良いな、とか、もっとこうできたらな、という気持ちがあるはずです。
でも、それを行動に出そうと思うと、時間もお金もエネルギーも消費する。犠牲にするものも出てくるでしょう。
簡単にいえば、リスクを取る必要が出て来るということですよね。
今の生活でも多少不満はあっても、問題なく生きてはいけるし、そこまでリスクを取るのもなぁなんて考えることもあるはず。
でも、結局全ての人は死というところへ向かって時間は進んでいきます。
坂本竜馬も最後は暗殺という形でその生涯を終えてしまいます。現代ではそのようなことはまずないですが、もし今日自分が死ぬとしても、今と同じことをしたいだろうか、なんて究極の局面を考えてみることも一つ大切なことなのかな、とこの作品を読んで感じました。